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庭木・枝木を燃やすのは違法?例外パターンと野焼きの罰金を徹底解説

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庭木の剪定後、大量の枝木が出て「燃やしてしまおう」と考えたことはありませんか?

実はその行為、法律違反で最大1,000万円の罰金が科される可能性があります。

とはいえゴミで出すと大量だったり、お金が必要だったりと大変ですよね。実は法律違反にならず大丈夫な場合もあるんです。

この記事では以下の点をわかりやすく解説します。

この記事を読んでわかること

  • 野焼きがなぜ法律で禁止されているのか
  • 違反するとどんな罰則を受けるのか
  • 庭木・枝木を安全・合法的に処分する具体的な方法6選

間違った感覚でいると「うちの庭でちょっと燃やすくらい大丈夫では?」という思い込みが、取り返しのつかないトラブルを招くことがあります。

実は管理人はホームセンターのような資材屋で長年働いていました。そこで様々な経験・知識をメーカーさんや業界の方から教えてもらっていたので、今回はそれらをフルに使い解決策を探していきます。ぜひ最後まで読んで、正しい知識を身につけてください。

「庭でちょっと燃やすくらい…」が命取りになる理由

勝手に野焼きで処理してしまうと重大な事になってしまいます。詳しくお話します。

知らないでは済まされない!野焼きの深刻な現実

剪定した庭木や落ち葉をまとめて燃やす「野焼き」。昔は日常的に行われていた光景ですが、現在は廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)第16条の2によって原則禁止されています。

しかし多くの方が、その事実を知らないまま、あるいは「少量だから大丈夫」と軽く考えて焼却を行ってしまっています。

実際に起こりうるリスクはこれだけあります。

  • 近隣からの通報・行政指導:煙や悪臭で近所トラブルに発展
  • 刑事罰:個人でも最大1,000万円の罰金または5年以下の拘禁刑
  • 火災の延焼:庭の焚き火が隣家に燃え移り、重過失失火罪に問われたケースも
  • 健康被害:不完全燃焼によるダイオキシン類の発生

「昔はみんなやっていたから」という感覚のままでいると、ある日突然、警察や行政の指導を受ける事態になりかねません。ではどんな場合が野焼きになるのでしょうか。

知らないと危ない!こんな方法も「野焼き」と見なされます

多くの人が「焼却炉を使えば大丈夫」と誤解しています。しかし、以下の方法はすべて法律上の野焼きと同等の違法行為です。

ポイント

  • ドラム缶での焼却
  • ブロックで囲った即席の焼却スペースでの焼却
  • ホームセンターで購入した市販の簡易焼却炉での焼却

ついついしてしまいがちだし、知ってる人もやっているというものがありますよね。でも基本的には「囲いをしているから安全」ではなく、国が定めた構造基準を満たした焼却炉以外での焼却はすべて違法なのです。なぜなのか詳しく話していきます。

野焼きはなぜ禁止?その理由と法律の仕組み

廃棄物処理法第16条の2は、認められた焼却施設以外での廃棄物焼却を原則禁止しています。簡単まとめると

禁止していること

  1. ダイオキシン類などの有害物質の発生
  2. 近隣住民への生活被害
  3. 火災の危険性

と言われれば、なんとなく納得がいくことばかりですよね。ただ違反してしまった場合が怖いんです。

実は重い罰則

野焼き違反に対して科せられる罰則は、決して軽くありません。

対象罰則
個人5年以下の拘禁刑または1,000万円以下の罰金、もしくはその両方
法人3億円以下の罰金(両罰規定)

法人の場合は3億円という非常に重い罰金が設けられています。これは廃棄物処理法が「環境犯罪」として厳しく位置づけられているためです。とはいえ個人でも大分きつい罰則ですよね。

さらに焼却炉の基準が2002年から大幅強化

2002年12月1日以降、焼却設備には以下のすべての構造基準を満たすことが義務付けられました。

ポイント

  1. 800度以上の高温燃焼ができること
  2. 空気を供給するファン等の装置があること
  3. 二重扉など外気と遮断された投入口があること
  4. 温度計が設置されていること
  5. 助燃バーナー等の助燃装置があること

これらすべてを満たものといえば産業用の大型焼却炉に限られてしまいます。一般家庭や小規模事業所で入手できる簡易的な焼却炉は、ほぼすべてが基準を満たしておらず、使用すること自体が違法ということになってしまうのです。

でも燃やしている人多いけど!となりますよね、そう例外があるんです。

ココ重要!実は「野焼きOK」なケースもある

実は上記の場合は大丈夫だったりします。詳しくお話していきますね。

例外として認められている5つのケース

廃棄物処理法には例外規定があり、以下の行為は違法とはなりません。ただし、いずれも「周辺住民の迷惑にならないこと」が大前提です。

① 国・地方公共団体が管理・運営する行為

河川の草木管理など、公的機関による焼却は認められています。キャンプ施設などがわかりやすい例ですよね。

② 災害対策のための焼却

震災・風水害後の応急処理や、火災予防訓練などは例外となります。

③ 風俗慣習・宗教上の行事

「どんと焼き」や「お焚き上げ」などの伝統行事は認められています。

④ 農林漁業に関わる焼却

稲わらや病害虫防除のための焼却、林業者が行う伐採した枝の焼却などは例外です。ただし、ビニールやプラスチック類を一緒に燃やすことは一切禁止です。

⑤ 日常生活上の軽微な焼却

焚き火、キャンプファイヤー、薪ストーブ、風呂焚きなどは認められています。

つまり上のケースに当てはまれば大丈夫ということになります。特にこのブログの読者さんの場合農業や園芸に関わる方が多いため4番と5番が当てはまります。

線引が曖昧といえば曖昧ですが、近隣の住民にちゃんと了解を取っていて通報されることなく、大きな煙などが出ずにこじんまりとする分には上に当てはまることが多いと思います。ただマナーは必要です。

もう一度確認、例外でも守るべきマナー

例外に該当する場合でも、以下のことを必ず守りましょう。先程も言いましたが

ポイント

  • 風向きと時間帯を確認する(住宅地に煙が流れない方向・時間を選ぶ)
  • 一度に大量に燃やさない(よく乾燥させ、少量ずつ)
  • 消火用水を必ず準備し、火から目を離さない
  • 苦情があればすぐに中止する

これらが違法になるかならないかのラインを決めると言っても過言ではないと思います。ではこれに当てはまらない場合どうするべきでしょうか。

例外に当てはまらない場合の庭木・枝木の正しい処分方法6選

法律に違反せず、コストを抑えて処分する方法

とはいえ、住宅街などに住んでいて例外に当てはまらない場合も多いと思います。その場合はどうしたらいいのかというと、

その街の役所に電話して聞く

これ一択です。そうすると大体以下の1,2を紹介されると思います。ほかにも幾つか処分方法があります。自分の状況に合った方法を選びましょう。

① 可燃ゴミとして出す【費用:無料〜袋代のみ】

最も手軽な方法です。細かく切って、自治体のゴミ袋に入れて出します。

メリット:コストがほぼかからない/特別な手続き不要

注意点:多くの自治体でサイズ制限あり(目安50cm以下)。大量の場合は複数回に分ける必要があります。乾燥させてから出すと袋に詰めやすくなります。

② 粗大ゴミとして出す【費用:200円〜1,000円程度】

大きな幹や太い枝は粗大ゴミとして申請できます。

メリット:比較的安価/まとめて出せる

注意点:事前予約が必要。回収まで数日かかる場合があります。

③ ゴミ処理施設へ自己搬入する【費用:粗大ゴミの半額程度】

自分で車に積んで、市区町村のゴミ処理施設に持ち込む方法です。

メリット:大量でも安く処分できる/当日持ち込めることが多い

注意点:軽トラや大きめの車が必要。施設の受付時間を事前に確認しましょう。

④ 造園業者に依頼する【費用:4,000円〜10,000円程度】

剪定から処分まで一括して依頼できます。

メリット:伐採・剪定から処分まで手間ゼロ/大量でも対応可能

注意点:費用が高めになりやすい。複数業者への見積もり比較がおすすめです。

⑤ 不用品回収業者を利用する【費用:4,000円〜15,000円程度】

即日対応が可能な民間業者に依頼する方法です。

メリット:急いでいるときに便利/家の中のゴミと一緒に回収してもらえることも

注意点:費用が最も高くなりやすい。業者の信頼性を事前に確認することが大切です。

⑥ 再利用する【費用:無料】

枝木をチップ化して庭のマルチ材にしたり、薪として使ったりする方法です。環境にも優しい選択肢です。

メリット:コストゼロ/有機肥料や雑草抑制に活用できる

注意点:チップ化には専用機材(粉砕機)が必要。自治体によっては粉砕機を無料で貸し出しているところもあります。

自治体の補助金・貸出制度を活用しよう

多くの市区町村では、ゴミの減量化を目的とした機器の購入に補助金を出しています。また、茨城県水戸市のように粉砕機を無料貸し出ししている自治体もあります。

機器内容補助率の目安
剪定枝粉砕機枝をチップ化してマルチ材・肥料に購入費の1/2(上限2万円程度が多い)
生ごみ処理機生ゴミを乾燥・分解購入費の1/2(上限2〜3万円程度)

補助金の金額や対象機種は自治体によって大きく異なります。貸し出しがあるかどうかも含めて、お住まいの市区町村の公式サイトや窓口で問い合わせてみましょう。

これだけはやめて!絶対にやってはいけない処分方法

ただ絶対にやってはいけないこともあります。それが

  • 土に埋める
  • 野焼き

の2点です。詳しくお話しします。

土に埋めるとシロアリ被害のリスク

「燃やせないなら土に埋めよう」と考える方もいますが、これも大きなリスクがあります。

枝木を土中に埋めると、シロアリなどの害虫が繁殖しやすい環境になります。家の近くに埋めた場合、シロアリが建物の木材に侵入し、深刻な被害につながることがあります。

野焼きすると失火罪・賠償責任のリスク

不適切な焼却は廃棄物処理法違反だけでなく、**刑法上の失火罪(刑法116条)**が成立する場合があります。

失火罪の法定刑は50万円以下の罰金です。さらに、重大な過失があると認定された場合は重過失失火罪となり、3年以下の拘禁刑または150万円以下の罰金が科せられます。

実際に、強風の中で火の管理が不十分なまま野焼きを行い、近隣の家屋や物置に延焼して重過失失火罪で起訴された事例も報告されています。

さらに、重過失が認定された場合は失火責任法の適用外となり、民事上の損害賠償責任も生じる可能性があります。「水道栓が近くにあるから大丈夫」という判断は通用せず、実効性のある消火措置が必要です。

まとめ:庭木処分は「正しいルート」で安心・安全に

この記事の内容を振り返りましょう。

重要ポイント

  1. 野焼きは法律で原則禁止。市販の簡易焼却炉も違法となる
  2. 違反した場合、個人でも最大1,000万円の罰金が科せられる
  3. 農業や行事など一部の例外はあるが、周辺住民への配慮が絶対条件
  4. 庭木・枝木は可燃ゴミ・粗大ゴミ・業者依頼・再利用などの方法で適切に処分できる
  5. 土への埋却もNG。シロアリ発生のリスクがある
  6. 自治体の補助金・貸出制度を活用すれば、粉砕機を安く・無料で利用できる場合がある

「ちょっとくらい大丈夫」という感覚が、火災・刑事罰・近隣トラブルという重大な結果につながることがあります。

今すぐできることから始めてみましょう。

  • お住まいの自治体のゴミ分別ルールを確認する
  • 大量の枝木がある場合は、造園業者に見積もりを依頼する
  • 剪定枝粉砕機の補助金・貸出制度がないか、市区町村に問い合わせる

正しい知識と適切な処分方法で、安全で快適な暮らしを守りましょう。

本記事は廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)をもとに作成しています。法律の詳細や最新情報は、お住まいの自治体または専門家にご確認ください。

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